仮想通貨の損益計算サービスの本命G-taxとcryptact
今日から確定申告開始ですね。
ある程度利益のある人なら、税理士さんに相談でしょうが、コストに見合わない場合は、損益計算を自分で算出して申告する必要があります。しかし、現在の暗号通貨における課税対象はアルト間取引も含まれるため、全ての取引を計算しないといけません。
頑張ってExcelマクロみたいなので計算するというのは取引数が多いユーザにとっては現実的ではありません。取引内容を渡すリスクはありますが、
G-tax と tax@cryptact - CryptactのようなWebサービスを利用すると良いかもしれません。
使い方はどちらも似たような感じで、各取引所のCSVをupすれば計算してくれます。
以下、G-taxとcryptactの比較です。
対応取引所
※2018/02/15時点
国内
取引所名 | G-tax | cryptact |
---|---|---|
bitFlyer | ○ | ○ |
bitbank | ○ | ○ |
coincheck | ○ | ○ |
GMO | ×(順次対応) | ○ |
Zaif | ○ | ○ |
海外
取引所名 | G-tax | cryptact |
---|---|---|
binance | ○ | ○ |
bitfinex | ○ | ○ |
bittrex | ○ | ○ |
BTCBOX | ×(順次対応) | × |
changelly | ○ | ○ |
CoinExchange | × | ○ |
cryptopia | × | ○ |
HitBTC | ○ | ○ |
karaken | ○ | ○ |
Liqui | △(部分的な対応) | × |
poloniex | ○ | ○ |
Quoinex | ○ | ○ |
yobit.net | ○ | × |
計算方法
項目 | B-tax | cryptact |
---|---|---|
計算方法 | 移動平均法のみ | 移動平均法、総平均法に対応 |
法人対応 | 未対応(Guardian + for 法人にて対応:税理士サポート) | おそらく未対応 |
マイニング | 手動入力 | 不明 |
cryptactの計算詳細
ここだけは、cryptactの方が細かい案内がされています。
3.1. 取引の決済通貨が法定通貨(JPY、USD、EUR)の場合
取引の決済通貨が法定通貨(JPY、USD、EUR)の場合 仮想通貨の時価は、取引価格そのものになります。 tax@cryptactでユーザーが設定した会計通貨と、 決済通貨である法定通貨が異なる場合、 「法定通貨間の為替レートについて」で定めた方法で会計通貨に換算します。
3.2. 取引の決済通貨が仮想通貨の場合
対応済み決済通貨を使って他の仮想通貨を取引した場合は、 tax@cryptactが算出した 各決済通貨の法定通貨換算レートを元に、 取引価格を法定通貨の時価に換算します。
3.3. tax@cryptactにおける決済通貨の法定通貨時価算出方法
tax@cryptactの対応済み決済通貨の価格を1分単位で計算し、 上記のオープン/クローズの時価算出に適用しています。 算出にあたっては、仮想通貨取引の実態やデータ入手性を考慮し、 複数のソースからのデータを利用しています。
3.4. データが存在しないときの扱い
tax@cryptact のデータ更新完了時点よりも新しい取引をアップロードされた場合は 価格データ欠落による未分類取引とします。 この場合はしばらく待って再度アップロードお願いします。
5.法定通貨間の為替レート
tax@cryptact でユーザーが設定した会計通貨が、 取引の決済通貨として使われた法定通貨と異なる場合、 FRB/ECB/三菱東京UFJ銀行発表のレートにもとづき会計通貨に換算します
どちらが良いか
個人的には、bitFlyerと提携発表をしたcryptactかなという印象。
株式会社bitFlyerとの業務提携、及びtax@cryptact 登録者数1万2千人突破についてお知らせ | | Cryptact
cryptactは、B-taxに比べて計算が早いです。ただ、launchのspeedを優先した結果でしょうが、UIがしょぼく、サイトが使いづらい印象です。(この辺りは今後改善していくと思われます。)
どちらを選ぶべきかは、対応する取引所、計算方法(総平均法で出したい人は少数と思いますが)なので決めると良いかと思います。
どちらもベースとなる基準額が異なるので、計算結果に違いが出てきたりしますので要注意です。