Rippleが推進する内外為替一元化コンソーシアム
内外為替一元化コンソーシアムとは?
母体
SBIホールディングス株式会社と、その子会社で次世代決済基盤をアジア地域で展開するSBI Ripple Asia株式会社が中心となった団体。
何をするのか
ブロックチェーン・分散台帳技術(DLT:Distributed Ledger Technology) などの新技術を活用し、内国為替と外国為替を一元化し、 24時間リアルタイムでの送金インフラ構築を目指しております。
http://www.sbigroup.co.jp/news/pr/2017/0711_10724.html
RCクラウドとは
内外為替一元化コンソーシアムに参加する国内銀行同士と Ripple Solutionを導入している 外国銀行とを結ぶクラウドシステム。
国内参加銀行
2017/7/11 の発表で61行になっています。
顔ぶれを見ると、都市銀行全て!(3大メガバンク+りそな)、ネット銀行の多く(ジャパンネット銀行と楽天銀行は現時点では不参加)、ゆうちょ銀行、商工組合中央金庫、信金中央金庫、農林中央金庫、地銀、一部の信託銀行が参加しています。
政府系金融機関を除くと日本の約半分程度の銀行が参加しています。
http://www.sbigroup.co.jp/news/pr/2017/0711_10724.html
要は
従来の全銀システムやSWIFTの代わりとしてRippleのRCクラウドを使っていこうぜという団体。
国内外為替の一元化、24時間リアルタイム決済、送金コストの削減と新市場の開拓が目的。
冒頭のコンセプトビデオでは、海外送金だけではなく割り勘などの少額決済にも利用することを想定していますが
ここはどうなっていくのか、注目していきたいところです。
今後の予定は
現在は、日韓での送金実験中です。
第一弾の共同実験として、12月15日から韓国の大手2金融機関(ウリィ銀行、新韓銀行)と 本コンソーシアムの参加金融機関61行のうち、(略)37行との間での送金実験を行います。
本共同実験の目的は、日韓の銀行で分散して保有する台帳が、 送金に合わせてリアルタイムに更新がなされることを、 双方で確認することとなります。 日本側は本コンソーシアムにおいて構築した「RCクラウド」(*1)と、 その上に構築する外為業務用のインターフェースを活用致します。
http://www.sbigroup.co.jp/news/2017/1213_10917.html
これがいつまでかというと、12/15から1月末までのようです。
https://blogs.technet.microsoft.com/mssvrpmj/2017/12/25/exchange_consortium/
この後は、この結果の発表や実運用に向けて更なる追加の検証実験が行われると予想されます。
関連
2017/03/30時点での成果発表会の記事
会長はりそな銀行常務なんですね。
goodway.co.jp